リスクマネジメント研究部会(2021年3月22日)開催のお知らせ

リスクマネジメント研究部会(2021年3月22日)開催のお知らせ

2021年3月6日
研究部会主査: 早稲田大学 森戸晋
幹事:  静岡大学 呉 偉

  • 日時:2021年 3月 22日(月)13:30 — 15:00
  • 会場:Zoom でのオンライン開催
  • 参加申込:下記のリンクから参加申込を行ってください.締切終了後に,登録のメールアドレスへ Zoom ミーティングの情報をお送りします. 参加申込フォーム
  • 申込締切:3月20日(土)23:59
  • 発表1(13:30 — 14:00)
    • 発表者:矢原 裕大,加藤 新良太(静岡大学),髙井 峰生(大阪大学 / UCLA),石原 進(静岡大学)
    • 題目:途絶耐性ネットワークを用いた情報共有と避難行動の相互作用
    • 概要:災害時,被災者は不通道路遭遇により避難が遅れる可能性がある.それに対して,避難者間で道路不通箇所等の災害情報を共有すれば,避難の迅速化が可能となる.しかし,災害時には停電による携帯電話網等の損壊で情報伝達が困難となる.筆者らは,通信インフラへの依存度が小さい途絶耐性ネットワークを用いた災害情報共有システムの実現を目指している.本システムでは,避難者,避難所,災害対策本部間でStore-Carry-Forward方式の通信により災害情報を共有する.災害情報共有によって,避難者の行動が変化する一方で,提供された情報によって避難者の動きもまた変わる.そこで,筆者らは,避難行動と情報共有の相互影響を調査するため,避難行動と無線通信の簡略モデルを構築し,シミュレーションによる評価を行った.
  • 発表2(14:00 — 14:30)
    • 発表者:鈴木 夏樹,久保 幹雄(東京海洋大学)
    • 題目:新型コロナウイルス感染症禍における災害時避難者割り当て手法
    • 概要:今回の新型コロナウイルス感染症は現在も沈静化することなく猛威を奮っている状況にある.この影響下では,災害時に従来の避難計画大人数を従来の避難計画通りに公共の施設に多くの避難者を収容すれば,3密からクラスターの発生に繋がる.本研究では新型コロナ感染症蔓延禍の災害避難計画を作成するために,死亡リスクの最小化を目的として,勾配ブースティング木による予測モデルの作成と制約最適化を用いた避難所割り当てモデルの提案を行う.
  • 発表3(14:30 — 15:00)
    • 発表者:原田 聖斗(成蹊大学),佐々木 伊織(岩手大学),加藤 尚瑛(成蹊大学),池上 敦子(成蹊大学)
    • 題目:災害時の危険度を考慮した最短経路問題
    • 概要:日本は,世界的に見ても災害の多い国であり,災害そのものの発生を防ぐことはできない.また,災害はいつ起こるか分からないため,いざという時に備えて,日頃から,避難経路の確認などを事前に把握しておき,身の安全を守ることが大切である.本研究では,日本の首都東京23区の一番危険とされる荒川区のデータを用い,道の「距離」と「危険度」を考慮し,避難対象者が目的地までより早く,より安全にたどり着く方法を考えることで,最適な避難経路の探索を目指す.