第4回 最適化とアルゴリズム研究部会(7/26)開催のお知らせ

主査: 今堀 慎治(中央大学)

幹事: 胡  艶楠(名古屋大学)

●概要:

第4回の研究部会を2017年7月26日(水)に、東京海洋大学にて開催いたしますので、以下の通りご案内させていただきます。

今回はNational Cheng Kung University(国立成功大学、台湾)のI-Lin Wang先生と中央大学の今堀慎治先生に講演していただきます。
Wang先生はネットワーク最適化、ロジスティクス、サプライチェーンと、その周辺(問題の実用化、データの収集など)の研究を行っています。
今堀先生は組合せ最適化問題(図形配置問題や、スケジューリング問題、割当問題など)に対する実用的な高性能アルゴリズムを研究しています。
今回の研究部会では、お二方から研究を紹介していたきます。

参加登録は不要ですので、当日会場までお越し下さい。多くの方のご参加をお待ちいたしております。

●日時:2017年7月26日(火) 15時30分~18時00分

●場所:

東京海洋大学 越中島キャンパス 2号館6階会議室
http://www.e.kaiyodai.ac.jp/contact.html

●講演者および概要

講演者1: Prof. I-Lin Wang(National Cheng Kung University)
タイトル: On scheduling restoration tasks for road or pipeline networks in post-disaster management
要旨:
Disasters may destroy networks of roads and underground pipelines. We investigate two types of network restoration scheduling problems. The first type focus on road (i.e., arc) restoration to rescue refugees on shelters (i.e., nodes), whereas the second type restores pipelines (i.e., arcs) such that the flows of gas, water, or electricity power become accessible for populations living along pipelines. By treating the restoration teams and equipments as limited resources, these two problems are specialized resource constrained project scheduling problems over networks. In particular, the optimal decision involves when and who to restore which damaged arcs so that the demands over nodes or along arcs can be satisfied with the minimum makespan or total waiting time. We will demonstrate how we design the Mixed Integer Programs and efficient algorithms for solving these NP-hard problems.

講演者2: 今堀 慎治(中央大学)
タイトル: エッシャー風タイリングを創るアルゴリズム
要旨:
オランダの芸術家エッシャーは,動物をモチーフとしたタイリング作品を数多く残した.本発表では,エッシャーの作品のような芸術的なタイリングを生成する問題を,最適化問題として定式化し,その問題を解くアルゴリズムについて説明する.さらに,タイリングの質を向上するための様々な工夫について述べ,それらの手法によって創られたタイリング作品を紹介する.

●懇親会

研究会終了後、会場付近で懇親会を企画しております。
懇親会に参加を希望される方は、7月21日(金曜日)までに、以下のメールアドレスまでご連絡くださいますようお願い申し上げます。

今堀(imahori@ise.chuo-u.ac.jp