第6回 最適化とアルゴリズム研究部会(4/24)開催のお知らせ

第6回 最適化とアルゴリズム研究部会(4/24)開催のお知らせ

主査: 今堀 慎治(中央大学)
幹事: 胡  艶楠 (名古屋大学)

●日時:2018年4月24日(火) 16時15分~18時30分

●場所:
中央大学 後楽園キャンパス 3号館5階 3500室
アクセスマップ  http://www.chuo-u.ac.jp/access/kourakuen/ 
キャンパスマップ http://www.chuo-u.ac.jp/campusmap/kourakuen/ 

●講演者,タイトルおよび概要

講演者1: 白髪 丈晴(中央大学)
タイトル:確率的分散投票モデルの収束時間解析
概要:確率的分散投票モデルとは,分散システム,統計物理,ソーシャルネットワークなど広い範囲で応用を持つシンプルな確率モデルである.例えばpullvotingモデルと呼ばれる最も基本的なモデルでは,グラフ上の各頂点は,自身の意見をランダムに選択した近傍の意見へ変更することを繰り返す.本発表では確率的分散投票モデルに関する既存研究と,two-sample votingモデルと呼ばれるpull-votingモデルの拡張に対し行ったマルコフ連鎖のコンダクタンスを用いた収束時間解析,近年の進展について発表する.

講演者2: 野々部 宏司(法政大学)
タイトル:ホイストスケジューリング問題に対する発見的手法
概要:ホイストスケジューリング問題とは,化学的処理を行うためのタンクを複数有する自動加工システムなどにおいて,ホイストと呼ばれる搬送機のスケジュールを求める問題である.この問題はジョブショップスケジューリング問題の拡張と捉えることができるが,種々の制約のため,アルゴリズムの設計・開発においては,高性能化のための工夫が必要となる.本発表では,現実の機能性材料の製造装置に現れるホイストスケジューリング問題を対象として,ネットワークアルゴリズムと局所探索法を用いた発見的手法の紹介を行う.