主査: 今堀 慎治(中央大学)
幹事: 胡 艶楠 (名古屋大学)
●日時:2018年7月23日(月) 15時00分~18時00分
●場所:
名古屋大学 情報学研究科棟 第一講義室(一階)
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/
●講演者,タイトルおよび概要
講演者1: 木谷 裕紀(名古屋大学)
タイトル:二人単貧民の必勝判定問題とその拡張に関する考察
概要:単貧民とは,不完全情報多人数ゲームであるカードゲーム大貧民を完全情報ゲームとして簡易化したものである.本研究では札の種類を一般化した二人単貧民の勝者決定について考察する.単貧民は二人完全情報性から,カードが配られた時点で先手後手のいずれかに必勝戦略が存在する.本研究では手札の枚数の総数に対し,ソート後線形時間で二人単貧民の必勝プレイヤーとその必勝戦略を求めることができることを示す.
講演者2: Andrea Pizzuti(Università Politecnica delle Marche)
Title: An effective algorithm for bin and lateness minimization in two-dimensional bin packing
Abstract: In this talk we consider an integrated bi-objective packing and scheduling problem: the orthogonal non-oriented two-dimensional bin packing problem is enriched by providing due-dates for each item and both the number of used bins and the maximum lateness among items have to be minimized. The problem is heuristically solved by means of a sequential value correction approach that outperforms the benchmark algorithm specifically designed for the same problem. We finally present some insight related to the structure of the Pareto frontier for the considered classes of instances, along with some general properties that characterize the solutions of the problem.
講演者3: 小市 俊悟(南山大学)
タイトル:道路の同時修繕による交通への影響を考慮したスケジューリング問題の提案とその解法
概要:老朽化した橋梁を象徴的な例として,修繕が必要であるような道路等が複数箇所ある場合には,同時に修繕を行う箇所及びその順番により,道路修繕の交通への影響が異なることが予想される.そこで,交通への影響を最小化するということを目的としたスケジューリング問題を考え,その数理計画モデルを提案する.交通への影響をどのように評価するか,また,利用者の経路選択をどのように表現するかについて説明するとともに,提案する数理計画モデルの解法についても説明する.
●懇親会
研究会終了後、会場付近で懇親会を企画しております。
懇親会に参加を希望される方は、7月20日(金曜日)までに、以下のメールアドレスまでご連絡くださいますようお願い申し上げます。
胡(yannanhu@nagoya-u.jp)