主査: 今堀 慎治(中央大学)
幹事: 胡 艶楠 (名古屋大学)
2019年6月8日(土)に名古屋大学にて2件の講演からなる研究部会を開催いたしますので,以下の通りご案内させていただきます.
研究部会への参加登録は不要ですので,当日会場までお越し下さい.
また,同日の午後に同じ会場で,OR学会中部支部の講演会があります.
http://www.orsj.or.jp/chubu/?p=2909
ご興味をお持ちの方は,あわせてのご参加をぜひご検討下さい.
● 日時:2019年6月8日(土) 10時30分~12時30分
● 場所:
名古屋大学(名古屋市千種区) 情報学研究科棟1階の第1講義室
アクセスマップ:http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/i.html
● 講演者,タイトルおよび概要:
講演者1: 福重 浜 ビトル 光生 氏(名古屋大学)
タイトル: メンテナンス制約付きバススケジューリング問題
概要:バス会社の企画設計は通常,時刻表設計,バススケジューリング,メンテナンススケジューリング,乗務員スケジューリング,および乗務員のロスタリングの五つのプロセスで構成される.これら五つの問題を同時に解くのは現実的には非常に困難であるため,各問題を個別に最適化する方法が広く用いられている.本発表では,バススケジューリングとメインテナンススケジューリングを同時に考え,バス間の総走行距離の平準化と日々のメインテナンスの数の平準化を目的とするモデルを提案する.また,このモデルに対してGRASP法に基づくアルゴリズムを提案し,実データに基づいて生成した問題例に対する計算実験を通して,提案手法の性能を検証する.
講演者2: 高田 陽介 氏(株式会社オプティマインド)
タイトル: 配送計画問題に対するアルゴリズムの配送業務への適用
概要:巡回セールスマン問題(TSP)および配送計画問題(VRP)は古くから研究されておりこれらの問題に対するアルゴリズムは数多く提案されてきた.主な応用先として配送業者の配送ルートを決める問題が挙げられるが,実際にこれらを適用するには超えなければならない壁がいくつも存在する.VRPに対するアルゴリズムを配送業者のルートを作成するサービスとして提供するまでの技術面での取り組みをまとめる.