主査: 今堀 慎治(中央大学)
幹事: 胡 艶楠 (名古屋大学)
2019年12月19日(木)に名古屋大学にて3件の講演からなる研究部会を開催いたしますので,以下の通りご案内させていただきます.
研究部会への参加登録は不要ですので,当日会場までお越し下さい.
● 日時:2019年12月19日(木) 16時00分~18時00分
● 場所:
名古屋大学(名古屋市千種区) 情報学研究科棟1階の第1講義室
アクセスマップ:http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/i.html
● 講演者,タイトルおよび概要:
講演者1: 前井康秀 氏(名古屋大学)
タイトル: 疎グラフにおけるヘドニックゲームの計算量
概要:マルチエージェントシステムにおいて,各エージェントが選好に基づき提携(=グループ)を形成するプロセスをゲームとして定式化したものヘドニックゲーム(Hedonic Games)という.ヘドニックゲームに関しては,安定解(均衡)の存在性の判定や均衡解の中でも望ましい均衡解の発見の計算量等が研究されている.本発表ではヘドニックゲームの中でも特にグラフを用いて定義されるグラフヘドニックゲームに関して,特にグラフが疎であるという条件下での計算量について考察する.本研究は,土中哲秀(中央大学),木谷裕紀,小野廣隆(名古屋大学)との共同研究によるものである.
講演者2: 福薗菜央佳 氏(名古屋大学)
タイトル: 弦グラフ関連クラスにおける 2 人プレイヤー拡散競争ゲームのナッシュ均衡について
概要:拡散競争ゲームとは,グラフ上を情報拡散していく様子を複数のプレイヤーによるゲームとして定式化したもののことを言う.これまで2人プレイヤーによる拡散競争ゲームは,グラフが木であるときや,含まれるサイクル長が高々5のカクタスのときは純粋ナッシュ均衡が必ず存在することが知られていた.本研究ではこれらの結果を弦グラフの部分クラスにまで拡大できることなどを示す.本研究は,土中哲秀(中央大学),木谷裕紀,小野廣隆(名古屋大学)との共同研究によるものである.
講演者3:今堀慎治 教授(中央大学)
タイトル:自動ピッキングシステムの最適運用計画
概要:自動倉庫などで製品仕分けを行う物流機器として自動ピッキングシステムがある.このシステムの運用計画を得るには,機器の各レーンに対する製品割当問題と,複数の注文を処理する順序などを決定するスケジューリング問題を同時に考慮しなければならない.本研究では,自動ピッキングシステムの運用計画を立てる複合的な最適化問題に対して,グラフアルゴリズムやメタ戦略を用いた解法を提案し,数値実験による性能評価を行う.
● 懇親会:
研究会終了後,懇親会を企画しております。
お店:焼き鳥 冬月 八事日赤店(会場から徒歩17分)
https://r.gnavi.co.jp/gzcepdv30000/map/
内容:食べ飲み放題(18:30〜)
会費:3900円程度(学生),4400円(一般)
懇親会に参加を希望される方は、12月15日(日)(厳守)までに、以下のメールアドレスまでご連絡くださいますようお願い申し上げます。
今堀(imahori@ise.chuo-u.ac.jp),胡(yannanhu@nagoya-u.jp)