プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会 (2020年2月20日)開催のお知らせ
2020年2月10日
研究部会主査: 日揮(株) 佐藤知一
各位:
「プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会」の2020年第1回会合を開催いたします。
今回は、PM教育のためのゲームを開発された、日立ドキュメントソリューションズの岡田様にご講演いただきます。
プロジェクト・マネージャーの人材不足にはどこも頭を痛めており、優れたプロマネの育成研修は焦眉の急です。
しかし、プロマネに必要とされる知識とスキルの幅はけっこう広く、身に付けるのは簡単ではありません。
当研究部会でも3年ほど前から「PM教育分科会」を組織して、独自の研修カリキュラムを開発してきました。
ただし限られた時間内に、PMのソフトスキルとハードスキルの両面を伝えるのは、至難の技です。
日立さんのアプローチのユニークな点は、モノポリー的なカードゲームを元に、主にソフトスキルにフォーカスした問題解決力の教育を組み込まれた点です。
教育における「ゲーミフィケーション」の効果は、最近つとに指摘されていますが、短時間に集中して考える取組みとして興味深いものです。
またファシリテーターによる丁寧な指導も、実践的な価値を高める工夫のようです。
プロマネの育成について悩んでいる多くの方に、役立つ内容になると期待しております。
開催日の直前のご案内になってしまい恐縮ですが、ぜひご来聴ください。
<記>
■日時:2020年2月20日(木) 18:30~20:30
■場所:田町キャンパスイノベーションセンター
5F スペース:509AB
(JR田町駅の芝浦口から右方向の階段をおりて、50mほど先の右手の建物です)
http://www.cictokyo.jp/access.html
■講演タイトル:
「ゲーミフィケーションを用いたビジネス人間力養成の取り組み」
■概要:
プロジェクトの現場において、プロジェクトマネージャは発生する問題やリスクに対して限られたリソースの中でその都度適切な意思決定を行うスキルが求められる。
これらのスキルは実践訓練などを通して習得できるものであるが、習得には多くの体験を経る必要があり時間を要す。
そこで、ゲームを通してチームでプロジェクトを模擬体験する実践訓練手法を開発した。ここで得られるスキルは、プロジェクトマネジメント分野に限らず、ビジネス全般に必要なソフトスキルであると考える。
講演では、プロジェクトマネジメント分野以外への展開可能性や、ゲーム中の振る舞いによるプロジェクトマネージャの特性評価の取り組み、ゲームの臨場感向上のためのデジタル化/ゲーム空間の開発に関する取り組みを紹介する。
- YouTube:プロジェクトマネージャの”感性”を磨くボードゲーム「プロ・トレZ」プロモーション映像リンク先
https://www.youtube.com/channel/UC8-Y7nlzYe9ycy1pV88fbVw
* ダイジェスト版 ・・・・2分
* フル版 ・・・・21分
■講師:岡田 久子
株式会社日立ドキュメントソリューションズ EPCプロジェクト本部 本部長
■講師略歴:
1998年日立製作所に入社。大規模発電所等の建設管理、および建設管理システムの運用・高度化業務を経て、
2014年より日立ドキュメントソリューションズへ移り、プロジェクトマネジメント支援業務の取り纏めに従事。
■参加費用:無料。
ちなみに本研究部会員がスケジューリング学会に新たに参加される場合、学会の入会金(¥2,000)は免除されます。
参加を希望される方は、確認のため、できましたら前日までに三好副幹事(miyoshi_j@kensetsu-eng.co.jp)までご連絡ください。