SCM時代の製造マネジメント研究部会のご案内
20090924
◆10月研究会(第27回:通算196回) ご案内
日時:10月23日(金) 18:00~
※開始時刻が18:00へ変更になりましたのでご注意ください.
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室

講師:松井正之 (電気通信大学)
題目:需給マネジメント法とそのポストERP/SCM用ツール

要旨:モノづくり経営は重要であるが、コストの世界から需給リスクと利益の世界への展開が必要であり、その基礎理論はSpringer社より英書で出版している。その実用化として、以前から”需給マネジメント”を提唱して体系化を目指しており、最近「需給マネジメント―ポストERP/SCMに向けて」を出版した。現在のERP/SCMは多くの情報を集めるが、その処理は単純で活用は限られており、計画・決定機能に弱い業務処理レベルである。そのため、情報過多でスピード決定時代に対応した、次世代ERP/SCMの開発が望まれている。講演では、この次世代ERP/SCMの構築コンセプトのために、まずその実現キーとなるPOS/POPに根ざした需給マネジメント法の現状と課題について述べる。次に、リアルオペレーション時代の企業マネジメント世界を展望して、次世代ERP/SCMに必要と考えられる諸機能(ツール類)について述べる。特に、英書でのペア理論に基づくツールである、需給戦略マップと連動した次世代ERP/SCM世界への移行と、その際の計画系ツール類を開発しており紹介する。ツール系としては、ペア戦略マップとともに、需給プランナー(DSMAP)、SCMプランナー(ODICS)、ラインプランナー(SALPS)を取り上げる。」

◆11月研究会(第28回:通算197回) ご案内
日時:11月12日(木) 18:00~
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室

講師:秋庭雅夫(東京工業大学名誉教授)
題目:経営目標と現場の努力を結ぶ「TPマネジメント」

要旨:ニコンのカメラ製造3社では各種合理化施策により労働生産性が3倍になったが,その成果は関連する他の費用項目で消えてしまった経験を報告している.このように,個々の施策成果は適用対象ないしは直接関連する周辺について評価するが,それが経営全体にどのように貢献するのか必ずしも明確でない場合が多く見られる.これに対して,現場の努力による成果が集積されて経営目標が達成されていく状況を確認する「TP(total
productivity)マネジメント」を提案してきた.そこでは,経営目標を各部署・個々人に至るまで徹底して目標展開を行い,それぞれが行うべき個別の目標・活動を明確にしていく.それら個別成果の経営目標に対する寄与率を計算し,経営環境変化による目標変更または施策実施時における計画差異などを刻々と把握し,施策の追加,差換えなど即時に対応して目標達成を確かなものにする.更にそれら施策日程を前倒しすることにより利益創出額の増加を算定する管理システムを構築した.その考え方,手続き,実践例を報告し,「TPマネジメント」の現代的意義を考察する.

◆1月研究会(第30回:通算199回) ご案内
日時:1月22日(金) 18:00~20:00
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室
講師:細田順子(日立製作所)

◆3月研究会(第31回:通算200回記念研究会) ご案内
日時:3月20(土) 13:00~17:00
場所:青山学院大学 総研ビル11階19会議室
※講演内容などは未定
※夕方より,青学会館にて懇親会を開催予定

※ 研究会への参加は学会の会員・非会員を問いません.
※ 参加予約は不要です.直接会場にお越しください.
※ 会費は無料です.
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主査:
黒田 充 (青山学院大学 名誉教授)
伊呂原 隆 (上智大学 理工学部 情報理工学科)

幹事:
成松 克己((株)東芝 セミコンダクター社)
竹田 賢 (青山学院大学 経営学部)
小林 稔 (エムエーシー)
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日本経営工学会・日本OR学会・スケジューリング学会 合同研究部会