2009年 10月 26日 |
◆11月研究会(第28回:通算197回) ご案内
日時:11月12日(木) 18:00~
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室
講師:秋庭雅夫(東京工業大学名誉教授)
題目:経営目標と現場の努力を結ぶ「TPマネジメント」
要旨:ニコンのカメラ製造3社では各種合理化施策により労働生産性が3倍になったが,その成果は関連する他の費用項目で消えてしまった経験を報告している.このように,個々の施策成果は適用対象ないしは直接関連する周辺について評価するが,それが経営全体にどのように貢献するのか必ずしも明確でない場合が多く見られる.これに対して,現場の努力による成果が集積されて経営目標が達成されていく状況を確認する「TP(total
productivity)マネジメント」を提案してきた.そこでは,経営目標を各部署・個々人に至るまで徹底して目標展開を行い,それぞれが行うべき個別の目標・活動を明確にしていく.それら個別成果の経営目標に対する寄与率を計算し,経営環境変化による目標変更または施策実施時における計画差異などを刻々と把握し,施策の追加,差換えなど即時に対応して目標達成を確かなものにする.更にそれら施策日程を前倒しすることにより利益創出額の増加を算定する管理システムを構築した.その考え方,手続き,実践例を報告し,「TPマネジメント」の現代的意義を考察する.
◆1月研究会(第30回:通算199回) ご案内
日時:1月22日(金) 18:00~20:00
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室
講師:細田順子(日立製作所)
◆3月研究会(第31回:通算200回記念研究会) ご案内
日時:3月20(土) 13:00~17:00
場所:青山学院大学 総研ビル11階19会議室
※講演内容などは未定
※夕方より,青学会館にて懇親会を開催予定
日本経営工学会・日本OR学会・スケジューリング学会 合同研究部会
http://www.me.sophia.ac.jp/~irohara/SCM/
◆10月研究会(第27回:通算196回) ご報告
日時:10月23日(金) 18:00~20:00
場所:青山学院大学 総研ビル 9階16会議室
講師:松井正之 (電気通信大学)
題目:需給マネジメント法とそのポストERP/SCM用ツール
参加:25名(大学9,企業16)
報告::POP(Point Of Production)とPOS(Point Of
Sales)によって需給データをリアルタイムに取り、流動数曲線により需要と供給とのギャップ(需給ギャップ)を把握して、スループット管理に活かす方法の解説と、独自の楕円形理論を基礎としたペア戦略マップを利用したサステナビリティ管理の方法の解説とがあり、さらに、これらを統合的に利用するフレームワークと各種プランナー(需給プランナー、ラインプランナー、SCMプランナー)の説明があった。これらの詳しい内容については、「需給マネジメント―ポストERP/SCMに向けて(朝倉書店)」として出版されており、現物の回覧も行われた。講演終了後は、モデルと現実との応用上のギャップへの対応についてや、楕円形理論における楕円形状の歪曲について、需給スピードと生産スピードの定義についての質疑応答が行われた。(小林)
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主査:
黒田 充 (青山学院大学 名誉教授)
伊呂原 隆 (上智大学 理工学部 情報理工学科)
幹事:
成松 克己((株)東芝 セミコンダクター社)
竹田 賢 (青山学院大学 経営学部)
小林 稔 (エムエーシー)
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日本経営工学会・日本OR学会・スケジューリング学会 合同研究部会
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