2012年 08月 28日 |
●プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会 2012年8月定例会
日時:2012年8月28日(火)18:00~20:00
講演タイトル:「オークションの理論と実践」
講師:政策研究大学院大学 助教授 安田洋祐 様
講演要旨:
ゲーム理論の応用分野であるオークション理論の基本的な考え方や重要な成果について、事例を交えつつ解説をして頂きます。特に、買い手にとっての最適な戦略、売り手にとっての望ましい制度設計、これらの基礎結果を踏まえた上での現実のオークションの応用事例などについて紹介いただく予定です。
講師略歴:
政策研究大学院大学助教授。
2002年東京大学経済学部卒。2007年プリンストン大学より博士号取得。同年より現職。専攻はゲーム理論、産業組織論。
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス・旧図書館・小会議室
キャンパスマップ:http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
参加費用:無料(できれば当日までに事務局に参加をご連絡ください)
講師の安田先生は、ゲーム理論ならびにマーケットデザインの分野で活躍されてい
る気鋭の研究者です。
公共調達や国債販売の方法、株式IPO、電力や資源の入札、そして周波数帯オーク
ション、などオークション理論は広い応用分野を持っています。とくに『2位価格
オークション』は理論的にも現実にも面白いテーマです。
ご存じの通りプロジェクトの多くは入札の形を取っており、そのオファー価格をど
う決めるかは、最重要な意志決定事項です。入札の勝率はどの企業も3割以下であ
り、多額の見積費用を失うリスクに常時直面しています(ちなみに小生の属するエ
ンジニアリング業界では、大型案件の入札には数億円の費用がかかります)。この
問題については最近、理論的にかなり進展しており、興味深いお話が聞けるチャン
スです。
ぜひご参加ください。
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