今回は、受注型プロジェクトの見積と受注戦略について、この分野の専門家である文教大学の石井信明先生にご講演いただきます。
石井先生は情報システム学会理事で、要求工学やプロジェクト・マネジメントの研究家であり、また幅広い実務経験もお持ちです。
ご存知の通り、受注ビジネスでは、限られたマンパワーの中で、受注したプロジェクトを遂行し、そのかたわら、次の案件の見積作業を行う必要があります。
見積の精度を上げるには多くのマンパワーを要し、受注案件の遂行を圧迫します。しかし見積を手薄にすると、見積精度が落ちます。
しかも、需要は常に変動のリスクを伴っています。このような環境下で、どのようなバランスがもっとも長期的に利益を上げうるのか?
世界トップクラスの論文誌「International Journal of Project Management」に発表された最新の研究を中心にお話いただきます。ご期待ください。
日時: 2014年11月27日(木) 18:30~20:30
場所: 慶応大学 三田キャンパス・旧図書館・小会議室
アクセス
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
※キャンパスマップの【2】になります
講演タイトル: 「需要変動下における受注戦略のマネジメント ~受注ビジネスを例に~」
概要:
グローバル化と技術革新スピードが速い現在、持続可能な経営の実現には、継続的なコスト低減努力に加え、顧客要求の変化、技術の陳腐化など、動的環境下でのリスクとコストのバランスの維持が求められています。
なかでも、需要変動リスクに対応した需給マネジメントの高度化が必要です。
ここでは受注産業を取り上げ、受注戦略と需給マネジメントについて検討します。
講師: 石井信明 (文教大学情報学部)
講師略歴:
東京工業大学工学部経営工学科卒業。日揮株式会社を経て、現在、文教大学情報学部教授。
主な著書に、「プロフェッショナルを目指すシステム分析入門」(コロナ社)、「需給マネジメント」(朝倉書店)など。
現在は、経営高度化技術の研究に従事。プロジェクトマネジメント学会理事、情報システム学会理事。博士(工学)。
参加費用: 無料。
ちなみに本研究部会員がスケジューリング学会に新たに参加される場合、
学会の入会金(\1,000)は免除されます。
参加を希望される方は、確認のためできましたら当日までに佐藤までご連絡ください。
以上