今回は新年の企画にふさわしく、日本のプロジェクト・スケジューリング研究の雄である摂南大学・諏訪晴彦教授に、最近の研究成果についてご講演いただきます。
IT業界の方にも、他業界の方にも、いろいろなヒントが満ちていることと思います。
日時: :2016年1月29日(金) 18:30~20:30
場所: 三田キャンパス・北館会議室3(地下1階)(定員:21)
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
キャンパスマップの【1】
講演タイトル: 「安定性と予見性を指向するプロジェクト・タイムマネジメント」
概要:
講演者の研究室では「プロジェクト遅延は必ず生じるものである」という前提の下,安定性(stability)および予見性(predictablity)を指向するプロジェクト・タイムマネジメントのシステム工学的手法を開発してきた。本講演では,その柱となる工数見積りと,クリティカルチェーン生成の理論モデルと方法論を紹介する。最近,これら方法論のスマート製造への応用(とくにエネルギー負荷計画や能力所要量計画)にも取り組んでおり,その研究成果についても触れる。
講師: 諏訪晴彦(すわ はるひこ)
博士(工学),摂南大学 教授,テクノセンター長
講師略歴:
1997.3 神戸大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程 修了。
1997.4 摂南大学 工学部 経営工学科講師。
2010.4 摂南大学 理工学部 機械工学科 教授,現在に至る。
2012.8〜2013.9, 2014.7 マサチューセッツ工科大学客員研究員。
〔専門分野〕システム工学,生産工学。
〔主な研究〕エネルギー高効率製造システムの構築,生産計画/スケジューリングの理論と技法開発,超硬合金の切削加工法。
〔受 賞〕スケジューリング学会学術賞(2008),電気学会優秀発表論文賞(2003)。
〔学会活動〕アメリカ機械学会,日本機械学会,システム制御情報学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,計測自動制御学会などの会員。システム制御情報学会 Editor-in-chief (2015〜),スケジューリング学会理事・評議員(2004〜)。
参加費用: 無料。
ちなみに本研究部会員がスケジューリング学会に新たに参加される場合、
学会の入会金(\1,000)は免除されます。
参加を希望される方は、確認のため、できましたら当日までに佐藤までご連絡ください。