1999年 01月 01日 |
THE SSJ CHRONICLE
生産スケジューリング・シンポジウム'98を終えて
実行委員長・安田一彦(東北大学)
秋の晴天に恵まれた1998年10月8、9日の両日、東北大学工学部青葉記念会館を会場に「生産スケジューリング・シンポジウム’98」が開催された。
93年に名古屋で日本機械学会主催による第1回シンポジウムが開催されて以来、毎年主催団体と場所を替えて行われてきた生産スケジューリング・シンポジウムではあるが、今回(通算6回目)はスケジューリング学会の設立を記念してスケジューリング学会主催で開催された。シンポジウムのテーマは従来からの「理論と実践の融合」に加えて「21世紀へ向けたスケジューリングの新たな役割り」であった。遠方にもかかわらず参加者総数は101名を数え、大学関係者と産業界からの参加がほぼ同数であり、これは本学会の設立趣旨に沿うものであった。スケジューラー研究所代表取締役社長の高橋邦芳氏による特別講演のほか、34件の研究発表が3室同時並行で行われ、活発な討論が交された。発表内容でも、スケジューリングの理論面と応用・実践面がバランスよく発表されていた。シンポジウム1日目の夕刻から場所を替えての懇親会が催された。60名も参加者が和室で膝を交えて、仙台名物の「芋煮会」風(正式には日中、広瀬川の河畔で行います)の懇親会であった。2日目も前日と同様、ほぼ同数の参加者があり、シンポジウム終了まで会場は盛況であった。
シンポジウム開催中、会場内の1室において日立東北ソフトウェア株式会社のご協力を得て、スケジューリングソフトウェア製品の展示とデモンストレーションを行った。研究発表の合間をみて多くの参加者が立ち寄られた。準備不足もあり参加者の皆様にはご迷惑をおかけした事も多々あったと思いますが、スケジューリング学会にとっての記念すべき第1回シンポジウムを無事終了できた事をご報告いたします。
最後になりましたが黒田会長をはじめとして会員各位の皆様のご協力とご支援、そして会場運営を手伝ってくれた学生諸君に感謝を申し上げます。今回ご参加頂いた皆様および諸般の事情で参加できなかった方々と次回のシンポジウム(名称が「スケジューリング・シンポジウム」となります)で再会できることを楽しみにしております。
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